いい加減こういう帯で煽るのどうかと思いますね。
というか、泣く泣くと言われて読んだ本や映画で泣いた試しがあるのでしょうか。
でもこの作品は泣けるわけじゃないけど面白いのは確かです。
面白かったです。
テレビ局制作で映画ありきのテレビシリーズみたいになってたのに、「実に面白い」とかいう原作にないセリフも突然閃いて床に数式書く謎シーンも出てこなくて、原作に忠実っぽい感じでとても好感が持てます。
逆にテレビシリーズファンからすると残念なんですかね。
原作に忠実と言っても尺の都合や大人の事情で原作と違う部分は当然あるのでその辺感想踏まえつつ原作読んだけど見る気ない人向けにまとめときたいと思います。
映画プラチナデータのことボロクソに書いてたら麒麟の翼は映画面白いよと教えていただいたので予習。
原作読んで映画行くほどでもないと思ってる人向けのエントリーですが、映画を見に行かないという決断とても正しいと思います。
映画全体についての感想は特にないです。
基本的に改悪だし、わざわざ東野圭吾の作品からこんなゴミを作るならオリジナルでゴミを作ればいいと思いました。
今後一切この大友啓史という監督とその3親等以内の身内が作った映画は見ないようにします。
みんな大好きガリレオシリーズです。
東野圭吾から3年間ぐらい遠ざかってたこともありましたが、湯川の名前が出てくる前にこいつ湯川だと思うぐらいに湯川キャラ濃くてよかったです。
これから読む人でまだ読んでないなら先に容疑者xの献身を読んでおきましょう。
話が繋がってるわけではありませんが、読んでるのと読んでないので感じ方が異なる部分があるし、内海さんも原作版は容疑者xから登場だし読んでおいたほうがいいです。
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読んでない方向けにあらすじを書くと、ホテルで殺人が起きるかもしれないから刑事がホテルマンに成りすまして犯人探すお話です。
んで、刑事がホテルの人に仕事教わっていくのもこの本のおもしろいところで、そこらへんのビジネス書読むよりよっぽど接客とは何かみたいなことがわかったりします。
僕もバイトだけど1ヶ月ぐらいホテルで働いてたことがあって、あったあったと思いながら読んでいました。
相当取材したことがわかるし、ホテルの裏側覗くだけでも面白い一冊です。
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読んでない人向けに面白いか面白くないか言っておくと面白いと思うし、東野圭吾は9割以上読んでるけどその中でも結構好きな方です。
少しずつ謎を深めながら退屈させることなく読ませるのはさすがで、眠れなくなる本です。
文庫になって安いし、映画を見る予定なら絶対に先に原作を読んでおいたほうがいいと思います。
東野作品の映画はうまくいった試しがないので、映画を先に見てしまうと面白くない形で面白い作品のネタバレを見てしまうことになります。