東野圭吾「プラチナデータ」ネタバレ感想

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読んでない人向けに面白いか面白くないか言っておくと面白いと思うし、東野圭吾は9割以上読んでるけどその中でも結構好きな方です。

少しずつ謎を深めながら退屈させることなく読ませるのはさすがで、眠れなくなる本です。

文庫になって安いし、映画を見る予定なら絶対に先に原作を読んでおいたほうがいいと思います。
東野作品の映画はうまくいった試しがないので、映画を先に見てしまうと面白くない形で面白い作品のネタバレを見てしまうことになります。

どういう話か裏表紙のあらすじ以上のことは書かないように言うと、未来ではDNA鑑定が進んで国民のDNAを国が収集して、そのDNAからめっちゃ簡単に犯人を探せるようになるんだけど……ってお話です。

というわけでこの先ネタバレ書くのでこれから読む予定の方や映画館に行く予定の方は読まないように。

この作品、犯人については東野シフトというか、意外性をついてくるだろうから犯人はこの人だろうなっていうのはなんとなくわかって案の定という感じでした。

犯人についてはそういう感じだったんだけど、「プラチナデータ」についてはもうちょっと確信持った感じでこの言葉が作品の中で出てきた段階でわかりました。

政治家や官僚のDNAをデータにしたものが「プラチナデータ」と呼ばれていて、そのDNAの持ち主や近親者が守られるっていかにも政治家がやりそうだし、わかった人多いんじゃないでしょうか。

あとそういう身内にしか知られないやばいものに「プラチナデータ」なんて名前をつけるのもなんとなくそれっぽいし、さすが東野先生うまいなと思いました。

というかこの作品、なんとなく読者に早い段階でわからせるみたいな感じで書かれててそこで共感を生むように仕込まれてるんじゃないかとも思えてきて、面白いと思ったのはそのへんですね。

読み終わったら途中でわからなかった人も「あー絶対実用化されたらそうなるわー」って思うし、最後の神楽の処理についても非常にありそうな話です。

いつの時代も“最新技術”なんていう言葉は実用化されて間もないという意味で大変危険で実際に冤罪も生み出してて、科学のヤバさみたいなこともテーマではあるんだけど実際は運用する側の問題が一番でかいよなと。

久々に読み返してみると、IPアドレスで誤認逮捕とかやってる警察に新たな逮捕する武器みたいなもの与えるの非常に危険だと思いましたね。




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