書評「LINE なぜ若者達は無料通話&メールに飛びついたのか」

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この問いについて「無料だから」というのはいかにもセンスがありません。
なぜなら無料通話ができるツールは他にもあるからです。

なので「何故若者達はLINEを選んだのか」というのが正しいタイトルのような気がします。

LINE流行の一番わかりにくいところは「アーリーアダプター不在」というところで、本書でもこの件に触れられています。

アーリーアダプターとは簡単に言えば新しいもの好きの人のことで、彼らにとっては無料通話ならSkypeがあったしLINEをスルーしてた人が非常に多いんですね。

著者のコグレマサトさんもそんな一人らしく、LINEを真剣に使い始めたのは2012年とのことで、スタンプや連絡帳で勝手に友達が追加される機能に感動したそうです。

ネットのサービスというのはそこに誰がいるのかというのが非常に大事で、CMなどでLINEを知った人達の存在がアーリーアダプターな人達をLINEに導いたという珍しい形の流行です。

んでその、「なんで流行ったの?」というのはこの本を読んでもわかりません。

スタンプがどうだとか、連絡帳でマッチングするのがうまくいったとかCMがよかったとか色々書いているけど後付けのような気もしますし「運」が大事な世界でもあります。

LINEと他のサービスを比較しつつ徐々にLINE流行の秘密にせまっていく構成はおもしろかったですが、ここまで流行ると「みんなやってるから」以上の理由でやってる人がいないような気もします。

そういう意味では執行役員の舛田さんのインタビューを読めたのはよかったですね。
この時どういう考えでこういうことをしたのかとかこれからどうするのかとかわりと突っ込んだ内容で、今読むべきだと思います。

ただこの本、全体的に連絡帳ぶっこ抜きについて肯定的だったのは気になりました。

問題視する声があるとの紹介はありましたが夏野さんのインタビューにおいては「そういうのがいやな人は使わなければいい」と処理されてました。

問題も起こしてたわけですし、いまや世界一億ユーザーが使うサービスなんだからこういう本だからこそちゃんと書いて欲しかったと思います。

タメになる本かというとそうでもないけどネット系の読み物としてはよかったです。




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