テレビはオワコンでこれからはインターネットの時代だとか「最近全然テレビ見てないわー」などのミサワが散見される今日も平和なインターネットですが、ネットとテレビって別に相性悪くないよねってお話です。
当たり前のことですが、民放のテレビは広告費で運営されていて録画してCM飛ばして見られるよりもリアルタイムで見て欲しいわけですね。
「最近テレビがつまらなくなった」という話がどこまで本当かは知りませんが、情報番組やバラエティなどのジャンルのものはインターネットに楽しみがある人にとっては需要が減ってきてるのは間違いないと思います。
ところで僕は大晦日には紅白歌合戦を見てたんですが、同時にtwitterと2ちゃんねるも見ていました。
2ちゃんねるはEテレのことではなく掲示板サイトの2ちゃんねるです。
2ちゃんねるには実況板というのがあって同じテレビを見ながら書き込む場所で、twitterでも検索やハッシュタグを使えば同じ番組見てる人を探すことができます。
紅白放送中はtwitterも2ちゃんねるもものすごい量の人がネットで書き込みます。
インターネットは自分と同じ趣味の人と繋がることができるというのが大きな楽しみの一つですが、ネットで同じテレビを見ながらあーだこーだ突っ込みを入れるのは楽しいものです。
ニコニコ動画なんかはまさにそういうコンセプトで作られていますね。
2ちゃんねるの実況は昔からあったんですが、twitterの流行によって幅広い層の人がネットで実況をするようになってて、例えば今twitterのトレンドワードを見てもテレビの話題が上位にありますし、だいたいの時間はテレビの話題がトレンドになっています。
トレンドに入ってるようなワードは一秒間に何十という単位でツイートされてて大盛り上がりしています。
テレビを話題に人としゃべる時、ネットじゃなかったら会社や学校に行く前に見ておけば録画でもなんでもいいんですけど、ネットは放送中しか盛り上がってないので、その祭りに参加するにはリアルタイムで見るしかないんですね。
なので、別にテレビとネットって対局にあるものじゃなくて、ネットもテレビを利用して盛り上がるし、テレビもネットを利用して面白くすればいいと思うんですね。
んで、最近twitter連動番組とかあるんですけど、あれが必ずしもトレンドになるってわけでもなくて、逆にジブリの映画をテレビでやると確実にネットで盛り上がるけど、別に宮崎駿がネット意識して映画作ってるわけではないですよね。
テレビがネットに媚び出すとろくなことにならないのはいろんな方面で証明されています。
普通に面白いものを作って流せばネットの人だって見るし広めてくれるという当たり前の話だと思います。
みんなテレビ見ない見ないって言ってるだけでちゃんと見てます。
2ちゃんねるの人達だってテレビはオワコンって言いながら一番盛り上がるのはテレビがソースのネタだったりしますし、脱原発の人はマスゴミだなんだと言いながら自分達のデモがテレビでどう報道されたかを気にしてます。
話題にならないのはつまらないからです。
はなまるマーケットがいつまでもネットで盛り上がらない番組なので書きました。