“楽食家”岡江久美子のゆるい本気 – 書評 「岡江久美子の楽食レシピ」

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岡江久美子
ポプラ社 2012-12-04
¥ 1,575

前著岡江久美子のチャチャッとレシピから9年、待望の一冊が発売されました。
「料理本とかなくてもCOOKPADで十分」
この考えは9年前より一層共有されてることかと思います。
僕もそう思っていた時期もありますが、そう言い張るのは本書を読了してからにすべきです。

料理を作ることも、食べることも大好きです。
自分でも食いしん坊だと思います。
でも、私は決して美食家ではなく、どちらかというと“楽食家”
何でも楽しく食べることが一番だと思っています。

そんな前書きから始まる本書ですが、まさに“楽しく”そして“楽に”食べることができる料理ばかりです。

岡江久美子さんは、はなまるマーケット番組内で数少ないスタジオ生調理の機会に一瞬で作れる料理を作って茶の間の笑いを誘っていますが、それは岡江さんの自然体だということが本書を読むとよくわかります。

以前はなまるマーケットで「花のズボラ飯」が紹介されていた時に岡江さんは言いました。
「ズボラと手抜きは違う」と。
この本で紹介されているレシピは誰でも簡単にできる料理ばかりですが決して手は抜いていません。

“チャチャっとヘルシー”とキャッチコピーのついた本書ですが、本当にチャチャっとできてしまうものばかりで、ほとんど10分以内で出来てしまうのではないでしょうか。

特にオススメは後半のディップやタレの章で、作り置きもできる上に混ぜるだけの簡単レシピでバリエーションも豊富なのでいつもの食卓を手軽にバージョンアップできます。

鶏ささみのしっとり塩麹蒸し、やわらかラムの塩麹焼きなど、はなまるでも紹介され岡江さんもはまっておられる塩麹レシピも少しひねられていて関心しました。

簡単なのにひねりをきかせる。
これはアイデアがなければできないことで、生まれながらのセンスと長年の経験と知識からひねり出されたものでしょう。まさに岡江久美子でなければ書けない本です。

IMG_3162

こんにゃくのピリ辛ボール、ピーマンとカリッと油揚げのおひたし、ちくわのたっぷり青のりバター炒め、は家にあるもので少し豪華な気分を演出してくれます。
家に材料がなければ代わりになにか入れるか抜いてもいいんです。
岡江さんならきっとそう言います。
それこそが“楽食”なんです。

僕が作った中で特にオススメなのが中盤の缶詰めを使って作るおつまみからこの三つ。
サンマ水煮缶とじゃがいものカレー風味、サンマ蒲焼缶のれんこんピザ、アボカドとカニ缶のふわふわ焼き

サンマ水煮缶とじゃがいものカレー風は特にオススメで三日連続で食べてます。

他にも岡江特性ジュースや少し豪華なものまで多数のチャチャっとレシピが紹介されています。

管理栄養士である浅野まみこさんとの対談も収録されていて、この対談がなかなかおもしろく、編集も口語調ではなまるマーケットを見ているかのような気分になれます。
岡江さんの食に対する思考も覗けて本書の本質である“楽食”をより深く理解するために必読です。

章の間に挿入されているフォトギャラリーの岡江さんは月〜金に見ている岡江さんでなく、どちらかというと役者岡江久美子寄りの写真で、本書への本気度が伝わってきます。

「COOKPADで十分」は確かにそうかもしれません。
人はコストパフォーマンスを求めます。上を見ればキリがないので当然のことです。
何かにかけるコストとそれから得られる幸福度を天秤にかけどこかで妥協して「十分である」と納得するしかありません。
同じコストでも落とし処である“十分”の底上げは可能であるとこの本は教えてくれました。

楽食家目指しませんか?

岡江久美子
ポプラ社 2012-12-04
¥ 1,575
岡江 久美子
ワニブックス 2003-05-22
¥ 1,600



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