まあみんな疲れてますね、Facebook。
Facebookで疲れたことをtwitterで愚痴ってお前は一体何がしたいんだと思わなくもないですが、Facebookとはそういうものです。
mixi疲れなんていう言葉も流行しましたが、みんなFacebookもmixiと同じ使い方してるからそりゃ疲れるだろうと思いますが、本書はそんな疲れた/これから疲れる人に向けて書かれた一冊です。
SNSが疲れる理由
その答えは簡単で、みんながみんな面白いことを書けないからです。
別にそれはいいんですよ。みんな物書きじゃないし会ったら楽しいんですから。
それなのに、いいねやコメントしないといけない空気みたいなのが毅然としてあって、そりゃまあ疲れます。
疲れない技術
僕はFacebookとかやらないのが一番だと思いますが、もちろんこのタイトルですから解説しないわけにはいきません。
基本的な機能の解説から一味違う使い方まで丁寧に解説されてた読んでるだけで疲れましたね。
Facebookの何が楽しいのか
「射幸心」「承認欲求」という言葉が本書でも出てきましたが、まあこれしかないですね。
ただ、Facebookで義理いいねをもらって得られる承認欲求とか仮初めのものだし、いかに承認欲求ちゃんじゃないかを見せるのに必死な人もいるし、踏み込んではいけない何か感とかありますね。
皆さんソーシャルなコミュニケーションをしたかったんじゃないんですかね。
手っ取り早くいいね的な共感を得たかったらやっぱりtwitterでFacebookの悪口書くのが手っ取り早いのでおすすめですよ。
そこまでしてFacebookとかしたいのか問題
この本では疲れない技術を散々解説していますが、本一冊読んでごちゃごちゃ考えながらFacebookとかやりたいですか。
やりたいならこの本はとてもおすすめです。疲れますけど。
本書ではFacebookの使われ方を一部中川淳一郎さん風に揶揄していますが、それなら「Facebookなんてやるなバカ、うんこ食ってろ」で終わらせればいいだけで、一冊の本に仕上げる必要とかないと思うんですね。
エピローグには「フェイスブックぐらいやらなければ、あなたはいつまでも孤独なままだ」というタイトルがついてましたが「あ、はいじゃあ孤独でいいっす」と思いました。
Facebookユーザーのほとんどがネットで完結させようとは思ってないと思うので、現実と直結した何かを得たかったらこういうアプローチの本がおすすめですよ。