大和田美帆さんの「ワガコ」を読んだ

Posted on

Sponsored Link

大和田美帆さんのブログ、元々たまに出てくる岡江久美子さんのネタが面白くて読み始めましたが、文章も面白くて写真のセンスもいいんですっかりファンになりました。
特にお子さんを妊娠されてからの更新はまるで我が子が生まれるかのようなワクワク感と緊張感に満ちていて夢中で読んでいたのを覚えてます。


お子さんを出産されてからは子育てと日常を絡めた文も読み応えがあり、岡江さんとはまた違ったユーモア感覚ですっかり人気ブログになられました。

そのブログの一部が本にまとまった一冊がワガコ。

ワガコ
ワガコ
posted with amazlet at 17.04.18
大和田 美帆
新潮社
売り上げランキング: 14,506

妊娠から出産、子育てまでのエントリーでキーとなるものを時系列にまとめて、書き下ろしエッセイとQ&Aがくっついてます。

ブログで読んでて印象的だった回が多く収録されていて、僕が大好きなビックカメラのエントリーももちろん入ってました。
しっちゃかめっちゃかの3世代旅行 | 大和田美帆オフィシャルブログ Powered by Ameba

改行や文字のフォントなどもブログ読んでる感にこだわってて、文字数揃えや絶妙なタイミングで入る大文字使いなどもそのまま本に反映されてます。
大和田美帆さんのブログってみんながブログ書き始めた頃の初期衝動感があって、文章で遊んでる感じがとにかく楽しいので本でもそれを味わえるのは嬉しいです。

書かれてる内容ははなまるマーケットのオープニングトーク的ななんともない事が多いけど、それを面白く読ませようと工夫して実際に面白くなってます。
読んでていつも感じるのは自分のなんでもない人生ももしかしたら面白いのではないのかという事で、考え方次第だなってのは非常に元気が出ます。

本のタイトル通りメインは子育て話なんですが、これもまあ大変だろうなって事を楽しく書いてくれてて逆に子育ての苦労をリアルに想像できるし、親にマジ感謝って気持ちになります。
本屋だと女性の本コーナーとかに並んでたりしますけど、自分は独身の男で結婚する予定もない身ながら読んで感じることは多いです。
美帆さんがしきりに両親への感謝の気持ち書いてるからってのもあって、大人になるに連れて一人で育ってきたつもりになってくる感じが本当に恥ずかしくなってきます。
子供もいないのに何がわかるんだ的な無神経な事を言う人もいるけど、だから自分の知らない事を本とかで学ぶんじゃないかと思うし、結婚子供幸せ脅迫が強い時代にこういう本はなんぼあっても足りないと思いました。

あとネット時代で正しい子育てみたいな型も余計強まってる気がして、それに馴染めない自分を攻めてしまうお母さんも多いと思うので、色んな子育てがあるってのを示しただけで価値あります。
虐待とかネグレクトは絶対に許されないけど、そこに至るまでの過程には世間的な正しさのプレッシャーみたいなものがあると思うし、色んな考えの人がいるって知るだけで救われるお母さんも多いんじゃないでしょうか。

たぶん岡江さんとか美帆さんみたいな陽性な感じにも、自分はそうはなれないって思う人はいると思いますが、この本は別にそんな事を強制したりしてません。
押し付けがましさや説教臭さを感じないのは文章に笑わされるから。
これははなまるマーケットにもモロ通じる部分ですけど、メッセージありきじゃなくてちゃんと楽しませようってのが先にあるからメッセージは感じさせないんですね。
少なくとも僕は子供について書かれた本を読んで、結婚も子供もない人生を許された気持ちになってます。

あとやっぱり岡江さん話のとこ読むと苦労してない人なんていないってのがすんごくよくわかります。
僕とか特に岡江さん最強すぎワロタみたいなこと言ってしまいがちなんですが、絶対に辛くないことなんてないはずなんです。
書き下ろし部分にちょっとどうかと思うぐらい岡江さんが酷い目にあってる事が書かれてて、美帆さんがそれを聞いた時は「よかったね美帆!元気に産まれてきて!アハハ!」というテンションだったらしいですが、岡江さんが岡江さんであることの苦悩みたいなものも凄く感じました。
「忘れちゃったよあはは」とか、そう言えるまでにどんな大変な事があったか考えると、はなまるマーケットにより強いリスペクトを感じます。
岡江さんがスポーツ飲料と間違えて浅漬けの素を持っていった話は有名ですが、なんでも後から笑い話にできるってのも中々元気が出る話です。

とにかく岡江さんと親に感謝したくなる本でした。
親への感謝の気持ちというとベタで恥ずかしいけど、自分に子供がいなくてもみんな誰かのワガコだという事を忘れがちな時代だと思うので、そういうのたまに思い出すだけで一々ベビーカーで揉めたりしなくていいんじゃいかと思います。

感謝の気持ちといえば僕が美帆さんのブログの中で一番好きなエントリーは本には収録されてなかったのでここで紹介しておきます。
感謝の気持ちという恥ずかしくて難しい話がしょうもなく面白く書かれた傑作だと思ってます。

感謝の気持ちを伝えるのはムズカシイ。 | 大和田美帆オフィシャルブログ Powered by Ameba




SHARE:)
このエントリーをはてなブックマークに追加 LINEで送る
Yahoo!ブックマークに登録

 
rss feed follow us in feedly Subscribe with livedoor Reader


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>