D600のレビューは書いたけどニコンのレンズの話はしてなかったのでちょこちょこメモしていきます。
初回は標準ズームの話。
一応現行レンズなんですが、あまりネット上に情報がないみたいなので。
マクロも使えて便利ズームとしてはほとんど最強だと思います。
外観
すっ、しゅっとした感じがなかなかいかします。
太い割にそんな重くないです。
AF
音はしますが、わりと一直線に行ってくれて早いです。
AFCの追従も何の問題も感じません。
マクロ域ではたまに迷いますが、とっかかりさえ探してそこで合わせれば何往復もしたりすることもなく十分オートでもマクロ使えます。
AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRと比較して
ニコンのフルサイズ標準ズーム、今はキットレンズにもなってるこっちが一般的ですね。
なんか値段も新しい方が安いです。
スペック比較しましょう。
正式に新旧と言うことではないかもしれませんが、便宜上「新」「古」と書きます。
新しい方はVR(手振れ補正)がついてるのと、AF静かで早くて魅力。スピードは実際はそんな変わりませんが、静かなのはよいことです。
一方古い方は若干明るいのと、簡易マクロ(1/2)モードがついてるので寄れます。
画質はどっちもそこそこなので、このクラスのレンズ買う人ならそこまで意識しなくてもいいと思います。
広角側で周辺が流れるのはどっちも似たような感じなので。
違いはそんなもんなので、撮るもので選べばいいと思います。
個人的には標準ズームに求めるものは利便性で、一通りなんでも撮れる感じのものなので、マクロもできる古い方がオススメ。
細かいスペックの違いなどは公式でチェックしてみてくださいませ。
AI AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4D IF – 概要 | レンズ | ニコンイメージング
AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR – 概要 | レンズ | ニコンイメージング
あと、似たスペックのレンズだとタムロンのA09が思い浮かびますが、あちらは28-75とズーム域が狭く、特にフルサイズだと24使いたいってのがあって選択肢から外れました。マクロも1/4なので寄りたい派としてはややマイナス。
もちろん2.8通しなのすげえ魅力で、ボケの綺麗さとか描写の綺麗さみたいなのPENTAX用で知ってるので良いレンズだとは思います。
安いし。
簡易マクロモードについて
このレンズの特徴で最大の長所はこれ。
ハーフマクロできます。
ハーフマクロまで写そうとすると望遠端で被写体とレンズの距離ほぼない状態で、本格的なマクロレンズとかと比べると使い勝手はよくないですが、寄りたいときに寄れるってのは便利なものです。
35mm以上の時にオンにできます。オンの時は簡単。
オフにする時はフォーカスリングがオレンジのとこにあると動きません。遠くにフォーカスしてからオフしましょう。
マクロをオンにするとレンズのギリギリまで寄れます。
85mmだと中望遠マクロレンズっぽいことできるし。35mmで使うと背景の広がりも写せてなかなか楽しいです。
マクロ域はそこまで期待してなかったけど、わりと解像してくれるので必要十分。
一本で浅く広くカバーしてる感じが好きです。
作例
クリックで拡大、もっかいクリックで元に戻ります。
広角側は周辺が結構流れるので絞る必要があるのですが、f11ぐらいまで絞るといいです。
これもf11。マクロ域でも絞るとかなりキリっとして印象変わるので楽しい。
総評的な
本当に便利で一本だけ持ってくような状況ならこればっか使ってます。
中古だとだいたい3万円ぐらいなのでオークションやカメラ屋さんで探してみてください。
新品買うなら他のレンズに投資したほうが良い気がしますけど、そろそろディスコンになるかもしれないのでちょっと高くても新品押さえておくのも全然ありだと思います。