PENTAXのカメラにはクイックシフト・フォーカス・システム(以下QSFS)というのが搭載されていて、AF合焦後にピントリングを回すとボディのフォーカススイッチを切り替えることなくシームレスにMFに切り替わるもので大変便利です。
まず、この便利なものの恩恵を受けるにはQSFS対応のレンズでなければいけません。
DA LimitedシリーズとDA★シリーズとD FAシリーズは全て対応、DAレンズはDA50とDA35(安)、DA Lシリーズのレンズを除き全て対応しています。
FAレンズ、サードパーティ製のものは対応していません。
ちなみに非対応レンズでもレンズ取り外しボタンを押してる間はピントリングのロックが外れてMFすることができたりしますがあまりオススメできることではありません。
んで、QSFSの使い方は簡単で、シャッターボタン半押しで合焦後ピントリングを回せばいいだけなのですが、半押しだと不安定でまたAFが作動してしまうことがあります。
なのでQSFSをガンガン使う人は親指AFがオススメです。
親指AFは設定でAF/AEボタンのカスタマイズをAFロックに設定すればボタンがシャッター半押しと同じ効果を持つので安定します。
QSFSはその性質上AF迷ってる間には作動してくれないので、僕はAF/AEボタンをAFキャンセルに割り当てています。
これにしておけばボタンを押してる間はMFっちゅーことになるので、AFがうろうろ迷い始めたらキャンセルして適当にピント合わせてシャッターを押せます。
特にマクロレンズはフォーカス範囲が広いので助かりますね。
普通に便利なものだし、AFが遅いレンズや置きピンする時にも使えるので、自分の使い方によってAE/AFボタンをカスタマイズするといいと思います。