映画ガリレオ「真夏の方程式」ネタバレ感想 – 原作小説との最大の違い

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面白かったです。
テレビ局制作で映画ありきのテレビシリーズみたいになってたのに、「実に面白い」とかいう原作にないセリフも突然閃いて床に数式書く謎シーンも出てこなくて、原作に忠実っぽい感じでとても好感が持てます。
逆にテレビシリーズファンからすると残念なんですかね。

原作に忠実と言っても尺の都合や大人の事情で原作と違う部分は当然あるのでその辺感想踏まえつつ原作読んだけど見る気ない人向けにまとめときたいと思います。

登場人物、シーン、設定のカット

テレビシリーズのガリレオは短編を45分ぐらいにまとめてて丁度いいので長編を2時間の映画にするにはごっそり削る必要があるのですが、とてもコンパクトで良かったです。

沢村とか成美の友達の刑事とかも出てこないのですが、たぶんあれ出すと2時間でかなりバタバタするんじゃないですかね。

ロケットを飛ばした後に湯川の携帯電話が壊れる設定もなかったですが、あれは携帯電話が水で壊れるってのが何かしらの理由でNGになったんでしょうかね。
そういえば湯川教授は今回は二つ折りの携帯電話、テレビシリーズではスマートフォン使ってましたがあれもスポンサー的な何かなんでしょうか。

あと思い切ってたのは、旅館に飾ってある海の絵がなかったこと。
あれは仙波に会うところでも使うギミックなので大胆だと思いましたが、まあよほどの原作厨でない限り許せる範囲だと思いました。
そういえば成美の写真もたまたま撮ったのを仙波に渡してましたね、原作ではわざわざ仙波に会いに行く前に撮ってます。

物語の核である恭平の知的好奇心をくすぐっていく湯川の雑学が削られてたのは残念でした。
乗り物酔いしない話とか、「社内で携帯の電話を切るのはペースメーカー使用者に配慮するため」とか文脈は出てきたのにカットされてたのはもったいと思いましたが、ロケットの実験にたっぷり時間とるのは良かったと思います。

ただ、宿題を手伝う代わりに鍵を借りてくるという取り引きのシーンは恭平と湯川を接近させる重要なシーンなので必要だったのではないでしょうか。
振り返りシーンみたいなのが何度も流れるのが説明的すぎたのでそのへん省いてやって欲しかったですね。

内海→岸谷(吉高由里子)

なにがあったか知りませんが、内海刑事役の柴咲コウさんがガリレオを降りてしまったので吉高由里子さん演じる岸谷が代わりをしてます。

これがどうかと思いましたが、湯川との掛け合いシーンも冴えてたし露出も抑えられてたのでよかったです。

映画はテレビシリーズの前に撮影されたようなのでそれがよかったのかもしれませんね。

最初から意味ありげな川畑家

原作は湯川と恭平の電車のシーンから始まりますが、映画はいきなりホステスが刺される映像ではじまり、成美と母親が「秘密だからね」とまで会話してます。

わかりやすい説明的な伏線といえばそうかもしれませんが、映画ならではの演出で良かったのではないでしょうか。
わかりにくすぎてもあれなので。

湯川と成美のダイビングシーン

原作では湯川が「ライセンスを持っている」という嘘をつき、なんだかんだでシュノーケルになりましたが映画では唐突に海に潜ってて、しかも福山雅治の水中での髪型が変なことになってた上に成美が沈んでいく謎のシーンがありました。

あれ必要だったでしょうか。

湯川が恭平に不完全燃焼を教える

恭平の葛藤というのはこの物語のキモなのでこれが一番大きな違いではないでしょうか。

映画では濡れたコースターを固形燃料の上に乗せようとした恭平を湯川が止めますが、原作だと紙鍋の話のあと湯川が「これを固形燃料の上に置いたらどうなるだろう」と言って実験をはじめます。

これは賛否あると思いますが僕は良い改変だったと思います。

そもそも小説でも賛否あるところなので監督がしっかりと原作を読んで映画用に最適化した、まさに全てを知った上で選択した結果なのでしょう。




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