原作が小説で京都アニメーションがアニメ化というパターンは涼宮ハルヒの憂鬱、氷菓と体験していますが、2つともそこまで原作と乖離していなかったのでどっちも面白いという感想でした。
中二病でも恋がしたいは設定が大きく違ってて、原作の方が面白かったです。
ハルヒも氷菓も原作を先に読んでて、中二病は先にアニメから入ったという差はあるかもしれませんが、それでもやっぱりなんで京アニはあんな改変したのだろうと思うところが結構ありました。
涼宮ハルヒの憂鬱はアニメオリジナルストーリーや放送順のシャッフル、同じ話を8回やるなど狂気を放ってましたが話自体は原作に忠実です。
氷菓もだいたい原作に忠実で、〝チョコレート事件〟では少しアニメ版でエピソードが足されていますが、アニメ版ならではといったいい改変だったと思います。
小説原作以外も京アニは基本的に原作に忠実だったと思うけど、中二病でも恋がしたいはメインキャラクターもアニメで足されてるしキャラクターの設定も大幅に違い、エピソードもほとんどオリジナルです。
キャラクター設定でいうと丹生谷さんが一番変わってて、原作では〝自分にはなんでもできると思う系の軽い中二病〟なのにアニメ版では〝元邪気眼系中二病〟という設定。
更に原作の丹生谷さんは六花の中二病を辞めさせたくて勇太に対してどSな態度をとるかなり魅力的なキャラなんですね。
アニメでくみん先輩と凸守というキャラが足されたんだけど、原作でかなり大事なポジションの七宮が出て来ません。
足すのはいいんだけど、特にくみん先輩あたりは話とほとんど関係ないし、なんの為に出てきたのかよくわからない感じになってます。
オープニングの絵は可愛かったし、見てるだけで幸せになれる類の方ではあるのですが。
原作の知名度が低かったからここまで大幅に変わっちゃったんですかね。
僕は面白い原作を読むきっかけになったしアニメも楽しんで見れたのでよかったですが、先に原作読んでた人にとっては改悪というレベルなんじゃないでしょうか。
というわけで、アニメ見た人は原作読んでほしいし、まだアニメ見てない人は先に原作読むのがオススメです。
AURAと設定が似てるとかいろいろ言われてるけども、話は全然違います。
アニメ見た人には特に2巻がオススメです。