女子校力という本のあとがきにこんなことが書かれててます。
競技かるたを題材とした少女漫画『ちはやふる』(末次由紀、講談社)は累計650万部を発行する人気作でアニメ化もされた。共学高校のかるた部を舞台にしていて、スクールカースト的に低い立場にいる生徒たちが競技かるたを通して成長していく物語だ。 だが、現実の「全国高等学校小倉百人一首かるた選手権大会」のデータを見ると、全34回中12回の優勝は男子校・女子校が占めている。全高校のなかでの男子校・女子校の割合は10パーセントくらいなのだから、競技かるた界では男子校・女子校が強いといえよう。
実際に見てみましょう。
ここで過去大会の優勝校のpdfがダウンロードできます。
近江神宮|全国高等学校かるた選手権大会
この優勝校の中で、筑紫女学園高校(女子校)、静岡雙葉高校(女子校)、暁星高校(男子校)、が男女別学校です。
34回中12回と言っても3校だけなんですね。
静岡雙葉高校は4回、暁星高校は7回優勝しています。
準優勝から4位までの結果もあるので見てみると、そこには延べ19校男女別学校の名前があります。
2〜4位で33回なので99校中19校が男女別学校ということで、優勝よりは割合的にも少ないですね。
高校かるた大会で1〜4位に入ったことがある高校でいうと、132校中31校が男子校、もしくは女子校ということになります。
それでも別学校の割合にしたら多い方ですね。
女子校力の著者は異性を意識すると必死で札を取りにいけない(不ママ)みたいなこと書いてましたが、本当にそんなことあるんでしょうか。
かるたはちはやふるの知識しかありませんが、強い人はなんとか会みたいなかるた教室に行ってて、そこは男女共同でやってます。
富士高校という公立の男女共学校は34回中12回優勝してるし、かるたは指導者が大事で、伝統校にたまたま男女別学の学校が多かったってだけの話のような気もします。