みんな大好きガリレオシリーズです。
東野圭吾から3年間ぐらい遠ざかってたこともありましたが、湯川の名前が出てくる前にこいつ湯川だと思うぐらいに湯川キャラ濃くてよかったです。
これから読む人でまだ読んでないなら先に容疑者xの献身を読んでおきましょう。
話が繋がってるわけではありませんが、読んでるのと読んでないので感じ方が異なる部分があるし、内海さんも原作版は容疑者xから登場だし読んでおいたほうがいいです。
というわけでこっから先ネタバレです。
トリック
今回の事件、湯川じゃなくても解決できたんじゃないでしょうか。
例えばあそこに泊まってたのが草薙か内海でも。
むしろ日本の鑑識を舐めすぎてるというか。
それが東野先生の皮肉ならちょっと嫌味すぎる感じでした。
ガリレオシリーズは湯川の力なしには解決できない超トリックも醍醐味なので、他と比べるとイマイチですね。
まあ容疑者xも話は面白いけどトリック自体は古典ミステリーにありがちなアレだったんでそういう方向になったということなのでしょうか。
湯川ってこんな人だっけ
中学時代に殺人をした成実の処理が「頑張って生きろ(不ママ)」というのはどういうことなんでしょうか。
あんなあっさり済ましてしまっていいんでしょうか。
湯川と刑事意外の登場人物との会話部分が多かったのでよりキャラが際立ってておもしろかったんですが、そういう細かいとこが余計に気になる作りでした。
あと、成実と話している時の「犯人は恭平くんだ」っていうの、あれわざわざ犯人って言う必要ありましたかね。
ただ「変わったんだよ」というにも突然すぎるような。
こっからはいい方のこんな人だっけ。
湯川の恭平への接し方にはグッとくるものがありました。
特に水に濡らしたコースターを火にかぶせると不完全燃焼になり…と教えるところ。
読み終わった直後はなんでアレを教えたのかと疑問に思いましたが、どうせいつかは気付くことだし、読めば読むほど博士が教えるしかないと思えてきます。
それも心を直接抉らない形で。
あれは不器用っぽい感じと精一杯考えたであろう優しさがマッチしてて考えれば考えるほど深いです。
ラストのロケットのデータ渡すところもよかったですね。
恭平のお父さんが見てさっぱりわからないのが最高。
って、ここまで書いて思ったけどやっぱりガリレオ長編は人情系になる感じですかね。